「第4回」 本当に投稿していいの? 投稿前にワンクッション

少し前に、食品への異物混入のニュースが続いたことがあったのを覚えていますでしょうか?

インスタント食品への虫の混入、ツイッターへの証拠写真が投稿されリツイートで瞬く間に拡散されていきました。

その後、連鎖的に報じられる異物混入のニュース。
その記事の元はほとんどが、当事者のSNSへの投稿からです。

記事をみた大半の人は
「え~、とんでもない!!」
「しばらく○○は食べるのやめよう」
などと感じたかと思います。

しかし、その後、投稿した人達にとっては
おもいもよらない事態がおこっていることを知りました。

通っている学校を突き止められ、晒されたり、
「この投稿のせいで、この商品が買えなくなった、どう責任とってくれるんだ?」
というような中傷もうけたり。

企業の対応に不満を持ち一石を投じるつもりで投稿している方もいるかとは思いますが

一部の人達は、記事にしたら反響が大きい”ネタ”として、
あまり何も考えずに投稿してしまっていることも考えられます。

少し前ですが、こんな記事が目にとまりました。
http://whats.be/106644

こちらは、ネットイジメを無くしたいと思った少女が開発したシステムについての記事です。

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「若者の脳はブレーキがない車」このワードにヒントを得たトリーシャさんは、とある実験を開始しました。

それは、ユーザーが誰かを侮辱するような書き込みをしようとした時に「本当に投稿しますか?」というメッセージを表示する「Rethink」という仕組みを取り入れる事でした。

1500件を対象に行なわれたこの実験では、なんと93%の若者が投稿を取りやめました
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このシステムはイジメ根絶のためだけでなく、
SNSで投稿する際にあったらいいなと思いました。

システムがなくても、投稿する前には
「本当に投稿していいのか?」

と、自分自身の中でワンクッションおくことを心がけたいと思います。

今回の担当は高子でした。次回をお楽しみに!